そういえば最近ははてなブログでつまらないことを書いてます。じゃあ、こっちのとりこじかけは面白かったのかと言えば、もちろんそんなことはいっさいありませんが、はてなブログの方は絶望的につまらないです。
また気が向いたらこちらも書きたいと思います。あとTwitterはこちら。2周目です。だいたい力尽きてます。

今日は一人称「私」でいくよ。
今年に入ってから、もっとも私が聴いているUKのギターロックそれがヤックの1stです。元ケイジャン・ダンス・パーティのメンバーらにより作られたバンドです。そう、あのハイプたちはこんなにも泣ける音楽を爆音で奏でるバンドへと成長なのか、なんなのかわからないですが、とにかくそんな境地にたどりついたわけなんです。
実のところ、最近私は自分のことで一部気がついたことがありました。私の中で音楽を聴くときの基準としてエモいのか?エモくないのか?ということを非常に重要視しているわけなんです。もう美しいコーラスワークとか何だそれ?食えるのか?うまいのか?あーそーなんだ。でも私には関係のない話題だな、みたいなことを感じるわけですよ。
このブログには一応終わりを設定していて、電気グルーヴの全アルバムの感想を書いたら終わりにしようと思っていたんですが、今のところ、ただの一枚も書いていないんですが、そんなことよりも、むしろ、この私に湧き上がる「エモい」という気持ちの正体を解き明かすことこそが重要なのでは?と最近感じてきています。だから「エモい」の正体を解き明かしたらこのブログは終わりかもしれません。全然関係ない話ですがグイン・サーガのアルド・ナリス公とその著者栗本薫女史は世界生成の秘密を解き明かすことなく亡くなってしまい残念に思います。
ええと、なんでしたっけ、エモの話題ですね。
私は仕事をする時にわりとメモを取りながら作業をするんですが、特にその場のテンションが大切な場合は、その時の臨場感を忘れたくない場合は、その時々の感情を仕事上のメモにあわせて残したりするように心がけているんですが、もう感情の高ぶりを仕事にもちこむことの無駄なエネルギーといったら、これをむしろ自然エネルギーとして私たちの国のために還元したいくらいです。
でも、そんな気持ちわからないでしょうか?今のこの気持ちを臨場感ある言葉で書きとめておきたい、感情丸出しの身体言語でかまわない、そんなむき出しの感情をそのまま収めて残しておきたいって思う瞬間はあなたにはないでしょうか。私にはちょっとあるわけです、だから、メモにも感情をくっつけるわけです。
もともと、昔書いた文章を今読み返すと、なんか、変な気持ちになるから、もっとアレなことを書いて、気持ちを上書きしてやれ、もっとみっともない感情を書いてやれ、というような感じで再開している最近のこのとりこじかけのことですから、若干大袈裟な気持ちを演出している面はあるかもしれません。でも、その気持ちは嘘でも真実です。たとえるなら思春期の少年が聞きたくない言葉を自らの大声でかき消すようなテンションなんです。
ところでいきなり話はそれますが、テンションが高いだけの状態のことをモチベーションが高いと呼んでいる人がたまにいますが、それは全然別のものです、似て非なるものです、お気をつけください。テンションとは言うなれば空回りした美しさ、そして勘違いです。逆にモチベーションは目的達成のための静かなる原動力、創意工夫する力です、いやモチベーションが高ければテンションがあがる方もいるかもしれません、でもテンションが高ければモチベーションも一緒に上がるかといえば、そんなことはありません、そんな考えは砂の上の楼閣です、絵に描いた餅です、シュレディンガーの猫です、見えたときには死んでます。
話がどこへ行こうとしているのかそろそろ、わけがわからなくなりかけているころですが、この無駄なテンションのあがりっぷりこそがエモです。誰のためにも、何のためにもなりやしない、無駄エネルギーの集大成こそがエモいと感じる心に近いのではないでしょうか。あなたが風ならば私は風車になります。そして小麦粉を挽いてパンを焼きます。ええ、電力はつくりません、天邪鬼なんで。いうなればそれがヤックの1stです。
いい年をおっさん(私のこと)が、エモいっすよ、とってもエモいっすよとひどく内容のない言葉を連呼しているさまは、哀れで滑稽に感じますが、このヤックの1stは、どこか叫びたくなるような、泣きたくなるような、とにかく、そんな青い衝動にかられる、切なくてよいアルバムだと思います、そしてUKにもよいバンドがいて良かったと感じました。
オススメ度 ★★★★★ 5点
お気に入り度 ★★★★★ 5点
今年に入ってから、もっとも私が聴いているUKのギターロックそれがヤックの1stです。元ケイジャン・ダンス・パーティのメンバーらにより作られたバンドです。そう、あのハイプたちはこんなにも泣ける音楽を爆音で奏でるバンドへと成長なのか、なんなのかわからないですが、とにかくそんな境地にたどりついたわけなんです。
実のところ、最近私は自分のことで一部気がついたことがありました。私の中で音楽を聴くときの基準としてエモいのか?エモくないのか?ということを非常に重要視しているわけなんです。もう美しいコーラスワークとか何だそれ?食えるのか?うまいのか?あーそーなんだ。でも私には関係のない話題だな、みたいなことを感じるわけですよ。
このブログには一応終わりを設定していて、電気グルーヴの全アルバムの感想を書いたら終わりにしようと思っていたんですが、今のところ、ただの一枚も書いていないんですが、そんなことよりも、むしろ、この私に湧き上がる「エモい」という気持ちの正体を解き明かすことこそが重要なのでは?と最近感じてきています。だから「エモい」の正体を解き明かしたらこのブログは終わりかもしれません。全然関係ない話ですがグイン・サーガのアルド・ナリス公とその著者栗本薫女史は世界生成の秘密を解き明かすことなく亡くなってしまい残念に思います。
ええと、なんでしたっけ、エモの話題ですね。
私は仕事をする時にわりとメモを取りながら作業をするんですが、特にその場のテンションが大切な場合は、その時の臨場感を忘れたくない場合は、その時々の感情を仕事上のメモにあわせて残したりするように心がけているんですが、もう感情の高ぶりを仕事にもちこむことの無駄なエネルギーといったら、これをむしろ自然エネルギーとして私たちの国のために還元したいくらいです。
でも、そんな気持ちわからないでしょうか?今のこの気持ちを臨場感ある言葉で書きとめておきたい、感情丸出しの身体言語でかまわない、そんなむき出しの感情をそのまま収めて残しておきたいって思う瞬間はあなたにはないでしょうか。私にはちょっとあるわけです、だから、メモにも感情をくっつけるわけです。
もともと、昔書いた文章を今読み返すと、なんか、変な気持ちになるから、もっとアレなことを書いて、気持ちを上書きしてやれ、もっとみっともない感情を書いてやれ、というような感じで再開している最近のこのとりこじかけのことですから、若干大袈裟な気持ちを演出している面はあるかもしれません。でも、その気持ちは嘘でも真実です。たとえるなら思春期の少年が聞きたくない言葉を自らの大声でかき消すようなテンションなんです。
ところでいきなり話はそれますが、テンションが高いだけの状態のことをモチベーションが高いと呼んでいる人がたまにいますが、それは全然別のものです、似て非なるものです、お気をつけください。テンションとは言うなれば空回りした美しさ、そして勘違いです。逆にモチベーションは目的達成のための静かなる原動力、創意工夫する力です、いやモチベーションが高ければテンションがあがる方もいるかもしれません、でもテンションが高ければモチベーションも一緒に上がるかといえば、そんなことはありません、そんな考えは砂の上の楼閣です、絵に描いた餅です、シュレディンガーの猫です、見えたときには死んでます。
話がどこへ行こうとしているのかそろそろ、わけがわからなくなりかけているころですが、この無駄なテンションのあがりっぷりこそがエモです。誰のためにも、何のためにもなりやしない、無駄エネルギーの集大成こそがエモいと感じる心に近いのではないでしょうか。あなたが風ならば私は風車になります。そして小麦粉を挽いてパンを焼きます。ええ、電力はつくりません、天邪鬼なんで。いうなればそれがヤックの1stです。
いい年をおっさん(私のこと)が、エモいっすよ、とってもエモいっすよとひどく内容のない言葉を連呼しているさまは、哀れで滑稽に感じますが、このヤックの1stは、どこか叫びたくなるような、泣きたくなるような、とにかく、そんな青い衝動にかられる、切なくてよいアルバムだと思います、そしてUKにもよいバンドがいて良かったと感じました。
オススメ度 ★★★★★ 5点
お気に入り度 ★★★★★ 5点
個人的にたくさんのCDを買い込んだ2010年の反省から2011年はあまりCDなどを買っていませんが、それでもとりあえず10枚選べるくらいは聴いているので、せっかくなので2011年上半期ベストアルバムをここに記します。(2010年のベストはあらためてどこかで紹介します。)
例によって後に書かれた文章ほどコメントが適当になっていくスタイルなので1位から順番にいきます。
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1位 ビーディ・アイ/ディファレント・ギア、スティル・スピーディング
意外に思われるかもしれませんが1位はビーディ・アイです。でも、このバンドは決してノエル・ギャラガーのいないオアシスなどではありません。新しい、もしくは伝統を踏襲したイギリスのロックンロール・バンドなんです。そしてこのアルバムは名アルバムの部類ではないでしょうか。
よいアルバムの定義ってものは大変難しいですが、でも、よい曲が無造作に、粗雑に並んでいるだけのアルバムがよいアルバムなのか?と言われれば、それは「否」だと思います。そうですよね、もしそうであるならばベスト盤あたりはつねに名盤と呼ばれるわけですし。いや、ベスト盤は既に聴かれている曲がたくさんあるがゆえに新鮮さという意味でベストになりえないだけ、という考え方もあるかもしれません。時と場合によってはリスナーにとって未聴の名曲ばかりが乱雑に投げ出された、非コンセプト的なアルバムというものもあるやもしれません。自分はLCDサウンドシステムの2枚組の1stは歴史的名盤といって良いと信じていますが、あれなどは「ヤー」がリミックス違いで連続で収録されているなどあまり良い曲順とも思えません。でも、その乱暴さゆえに、通常のアルバム的思考を崩しているその方向性ゆえにむしろ、名盤と考えています。でも、そんなものはほんの一部のアルバムにのみ許された特権で王道というものがあります。多くのロックの名盤はやはり、決まりごとを踏襲しているのではないかと思います。ロックンロールはいつのまにか時代に飲み込まれ古くさい決まりごとを多く利用するようになりましたが、そういった意味でリアムのやろうとしていたことは典型的な王政復古だったのかもしれないですね。
バンドの編成としてはノエル・ギャラガーの脱退により崩壊したオアシスがノエル以外のメンバーそのままに再生したバンドがビーディ・アイなんです。そして我らのアンディ・ベルがついにギターを取り戻したんです。でもオアシスの続きなんかではありません、確かにアンディ・ベルはノエル・ギャラガーの役割を演じることができたでしょう。でも、そうはならなかったんです。
「なんだよ、お前、あれか、リアムのニューバンドが1位とか脳みそ膿んでるのか?今は2011年だぜ?」というくらいに困った文章を書き散らした自分ではありますが、そうではありません、というか、皆様がスルーしているであろう、もしくは2,3回聴いてなかったことにしたであろうこのアルバムこそ、自分達をどこへも決して連れて行ってくれることのないこのアルバムこそが、完成度の高いロックンロールのアルバムであり、2011年の最高形ではないか?と思っています。M1の「フォー・レター・ワード」では新しいロックンロール・ショウの始まりを示唆し、ラストのM13の「ザ・モーニング・サン」ではシャンパン・スーパーノヴァのごとき大円団を迎えます。アルバムがまるでひとつの物語のようです。もちろんリアムたちのかつていたオアシスはつねにそんなアルバムを作り続けてきたわけですが、その伝統はここにもあるといった雰囲気です。彼らビーディ・アイは決してノエルの抜けたオアシスなどではなく大英帝国の伝統を受け継ぐ純粋なロックンロールバンドだと思います。
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2位 ヤック/ヤック
本当はこっちを1位にしようと思っていた事は内緒な。それからビーディ・アイに文章書きすぎでこの調子で言ったらとんでもないことになるから、以降コンパクトにいくよ。
とにかくエモい。00年代UK最大のハイプ、ケイジャン・ダンス・パーティの元メンバーによるリベンジ作。とにかく音楽を聴いて何かを叫びたくなる人向け。もう本当にエモい。感情揺さぶられるギター・ロック。
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3位 チューン・ヤーズ/フー・キル
去年でたスレイ・ベルズの1stを原初的な叫び、ひたすらプリミティヴとかTwitterで言った気がするんですけど、スレイ・ベルズが野蛮な原始人とするならば、こちらはポップで楽しげな原始人。モダン石器人って感じ。ターザンみたいな格好でマンガ肉を食べてそうな音楽。え、あの、女性の一人プロジェクトなんですか、マジデすか。
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4位 ストロークス/アングルズ
いいじゃないか、最高だと思いますよ。ストロークスの4thアルバム。ずっとエンジェルズだと思っていたことも含めて。これはTwitterとかでツイートしたんですが、「全速力で裏舞台を駆け抜けておきながら表舞台では、なんてことないぜ!と汗ひとつかいてないかのようなふりをしている」アルバムです。
このアルバムはなんだか最近の古谷実のマンガみたいなんです。最近の古谷実のマンガは、ストーリーとしてある種のラインを超えてしまうんですが、何か物語としてイキ切れない感じがしていて、物語が振り切れそうになると必ず逆方向の力が働いて、そうなるべき結末には近づかないみたいな感覚があるんですが、まさにそういった雰囲気のアルバムです。
ストロークスの1stはアルバムとしての完成度が高く、オアシスのモーニング・グローリーやウィーザーのブルー・アルバムあたりと並び称されるべきアルバムだと認識しているんですが、この4thも1stに近い感触で同様にアルバムとしての作りがよいですよね。
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5位 ジェイムス・ブレイク/ジェイムス・ブレイク
ジェイムス・ブレイクについてはいくつかの疑念があって、まず第一に震え過ぎ、そして第二に歌いすぎ。このアルバムではイメージと異なり歌い倒してます。初期に伝わっていた楽曲よりもはるかに歌っちゃってます。そしてこのアルバム何が良いって、短い、すぐ終わっちゃう。ただ音作りは良いよねえ。繊細という言い方はなんかちょっとしっくりきませんね。やっぱりふるえている?現在のところはヘッドフォンで細かく聴きたい音楽となっています。
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6位 スミス・ウエスタンズ/ダイ・イット・ブロンド
イイネ。泣かせすぎです。もう、これは歌謡曲の範疇なのか?と思わせるくらいに泣けます。ここまで泣かせるギターロックはそうそうないです。USのロックはヘヴィさとリズム隊の頑張りを忘れるとともすると歌謡ロックになりがちなんですが、このアーティストに関しては相当に良いほうに振れています。
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7位 シャークス/ザ・ジョイズ・オブ・リヴィング 2008-2010
こちらはUKっぽいです。クラッシュっぽいとも言われていますが、たしかにそうかな?とも思えなくはないですが、否、シャークスは代用クラッシュにあらず。パンク的なUKロック聴きたい人向け。
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8位 ウー・ライフ/ゴー・テル・ファイアー・トゥー・ザ・マウンテン
何だかよくわからない枠です。彼らは声がとにかく印象的だよね。何かを叫んでいるし、ウー・ライフというなんだかわからないバンド名で、アルバムジャケットも山だし、自分の中では彼らは雪男(ヤックのジャケットみたいな感じ)と位置づけました。なんかリーフを思い出す。未知数という若干の期待もこめてこの順位。
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9位 ザ・ヴァクシーンズ/ワット・ディジュー・エクスペクト・フロム・ザ・ヴァクシーンズ?
勢いまかせのM1から8分の冗長な感じではあるもののラストにふさわく力強く壮大なM11まで聴いて35分ちょっと。これは素敵だ。いやアルバムの長さの話ではなく展開として。
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10位 スターファッカー/リピタリアンズ
実はアルバムの読み方に自信がないです。なのでいっそのことEMAの方を10位にしようかと思ったんですがEMAはEMAで表記が微妙なのでこちらが選ばれました。でもアーティスト名がすたーふぁっかーって。でもジャケットに騙されて買うといいと思いますよ。これは。ポップな感じで全然すたーふぁっかーって曲ではありません、キラーチューン満載でキラキラしていてポップです。パッション・ピットとか好きな人に。
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11位 ギャング・ギャング・ダンス/アイ・コンタクト
11位まで来てしまいました。本当は10位で終わる予定だったんですが、どうしてももう一枚このアルバムを紹介したかったので。ギャング・ギャング・ダンスのこのアルバム良いアルバムなんですよ。でも、一言だけ言わせてください。M1から11分はさすがにやりすぎ。でもいいアルバムです。
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10枚も紹介しきれないよって思いながら始めたんですが結果として11枚のアルバムをご紹介しました。そしてそれでも実はまだ足りないと思っていますが、例えば文中にちらっとでてきたEMAであるとか、その他にも数えると10-20枚くらい聴いているんですが、とりあえず本日はココまで。
例によって後に書かれた文章ほどコメントが適当になっていくスタイルなので1位から順番にいきます。
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1位 ビーディ・アイ/ディファレント・ギア、スティル・スピーディング
Different Gear, Still Speeding
アーティスト:Beady Eye
曲目リスト
- Four Letter Word
- Millionaire
- The Roller
- Beatles And Stones
- Wind Up Dream
- Bring The Light
- For Anyone
- Kill For A Dream
- Standing On The Edge Of The Noise
- Wigwam
- Three Ring Circus
- The Beat Goes On
- The Morning Son
意外に思われるかもしれませんが1位はビーディ・アイです。でも、このバンドは決してノエル・ギャラガーのいないオアシスなどではありません。新しい、もしくは伝統を踏襲したイギリスのロックンロール・バンドなんです。そしてこのアルバムは名アルバムの部類ではないでしょうか。
よいアルバムの定義ってものは大変難しいですが、でも、よい曲が無造作に、粗雑に並んでいるだけのアルバムがよいアルバムなのか?と言われれば、それは「否」だと思います。そうですよね、もしそうであるならばベスト盤あたりはつねに名盤と呼ばれるわけですし。いや、ベスト盤は既に聴かれている曲がたくさんあるがゆえに新鮮さという意味でベストになりえないだけ、という考え方もあるかもしれません。時と場合によってはリスナーにとって未聴の名曲ばかりが乱雑に投げ出された、非コンセプト的なアルバムというものもあるやもしれません。自分はLCDサウンドシステムの2枚組の1stは歴史的名盤といって良いと信じていますが、あれなどは「ヤー」がリミックス違いで連続で収録されているなどあまり良い曲順とも思えません。でも、その乱暴さゆえに、通常のアルバム的思考を崩しているその方向性ゆえにむしろ、名盤と考えています。でも、そんなものはほんの一部のアルバムにのみ許された特権で王道というものがあります。多くのロックの名盤はやはり、決まりごとを踏襲しているのではないかと思います。ロックンロールはいつのまにか時代に飲み込まれ古くさい決まりごとを多く利用するようになりましたが、そういった意味でリアムのやろうとしていたことは典型的な王政復古だったのかもしれないですね。
バンドの編成としてはノエル・ギャラガーの脱退により崩壊したオアシスがノエル以外のメンバーそのままに再生したバンドがビーディ・アイなんです。そして我らのアンディ・ベルがついにギターを取り戻したんです。でもオアシスの続きなんかではありません、確かにアンディ・ベルはノエル・ギャラガーの役割を演じることができたでしょう。でも、そうはならなかったんです。
「なんだよ、お前、あれか、リアムのニューバンドが1位とか脳みそ膿んでるのか?今は2011年だぜ?」というくらいに困った文章を書き散らした自分ではありますが、そうではありません、というか、皆様がスルーしているであろう、もしくは2,3回聴いてなかったことにしたであろうこのアルバムこそ、自分達をどこへも決して連れて行ってくれることのないこのアルバムこそが、完成度の高いロックンロールのアルバムであり、2011年の最高形ではないか?と思っています。M1の「フォー・レター・ワード」では新しいロックンロール・ショウの始まりを示唆し、ラストのM13の「ザ・モーニング・サン」ではシャンパン・スーパーノヴァのごとき大円団を迎えます。アルバムがまるでひとつの物語のようです。もちろんリアムたちのかつていたオアシスはつねにそんなアルバムを作り続けてきたわけですが、その伝統はここにもあるといった雰囲気です。彼らビーディ・アイは決してノエルの抜けたオアシスなどではなく大英帝国の伝統を受け継ぐ純粋なロックンロールバンドだと思います。
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2位 ヤック/ヤック
本当はこっちを1位にしようと思っていた事は内緒な。それからビーディ・アイに文章書きすぎでこの調子で言ったらとんでもないことになるから、以降コンパクトにいくよ。
とにかくエモい。00年代UK最大のハイプ、ケイジャン・ダンス・パーティの元メンバーによるリベンジ作。とにかく音楽を聴いて何かを叫びたくなる人向け。もう本当にエモい。感情揺さぶられるギター・ロック。
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3位 チューン・ヤーズ/フー・キル
去年でたスレイ・ベルズの1stを原初的な叫び、ひたすらプリミティヴとかTwitterで言った気がするんですけど、スレイ・ベルズが野蛮な原始人とするならば、こちらはポップで楽しげな原始人。モダン石器人って感じ。ターザンみたいな格好でマンガ肉を食べてそうな音楽。え、あの、女性の一人プロジェクトなんですか、マジデすか。
-----
4位 ストロークス/アングルズ
いいじゃないか、最高だと思いますよ。ストロークスの4thアルバム。ずっとエンジェルズだと思っていたことも含めて。これはTwitterとかでツイートしたんですが、「全速力で裏舞台を駆け抜けておきながら表舞台では、なんてことないぜ!と汗ひとつかいてないかのようなふりをしている」アルバムです。
このアルバムはなんだか最近の古谷実のマンガみたいなんです。最近の古谷実のマンガは、ストーリーとしてある種のラインを超えてしまうんですが、何か物語としてイキ切れない感じがしていて、物語が振り切れそうになると必ず逆方向の力が働いて、そうなるべき結末には近づかないみたいな感覚があるんですが、まさにそういった雰囲気のアルバムです。
ストロークスの1stはアルバムとしての完成度が高く、オアシスのモーニング・グローリーやウィーザーのブルー・アルバムあたりと並び称されるべきアルバムだと認識しているんですが、この4thも1stに近い感触で同様にアルバムとしての作りがよいですよね。
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5位 ジェイムス・ブレイク/ジェイムス・ブレイク
James Blake
アーティスト:James Blake
曲目リスト
- Unluck
- The Wilhelm Scream
- I Never Learnt To Share
- Lindesfarne I
- Lindesfarne II
- Limit To Your Love
- Give Me My Month
- To Care (Like You)
- Why Don't You Call Me
- I Mind
- Measurements
ジェイムス・ブレイクについてはいくつかの疑念があって、まず第一に震え過ぎ、そして第二に歌いすぎ。このアルバムではイメージと異なり歌い倒してます。初期に伝わっていた楽曲よりもはるかに歌っちゃってます。そしてこのアルバム何が良いって、短い、すぐ終わっちゃう。ただ音作りは良いよねえ。繊細という言い方はなんかちょっとしっくりきませんね。やっぱりふるえている?現在のところはヘッドフォンで細かく聴きたい音楽となっています。
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6位 スミス・ウエスタンズ/ダイ・イット・ブロンド
イイネ。泣かせすぎです。もう、これは歌謡曲の範疇なのか?と思わせるくらいに泣けます。ここまで泣かせるギターロックはそうそうないです。USのロックはヘヴィさとリズム隊の頑張りを忘れるとともすると歌謡ロックになりがちなんですが、このアーティストに関しては相当に良いほうに振れています。
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7位 シャークス/ザ・ジョイズ・オブ・リヴィング 2008-2010
こちらはUKっぽいです。クラッシュっぽいとも言われていますが、たしかにそうかな?とも思えなくはないですが、否、シャークスは代用クラッシュにあらず。パンク的なUKロック聴きたい人向け。
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8位 ウー・ライフ/ゴー・テル・ファイアー・トゥー・ザ・マウンテン
Go Tell Fire to the Mountain
アーティスト:Wu Lyf
曲目リスト
- L Y F
- Cave Song
- Such A Sad Puppy Dog
- Summas Bliss
- We Bros
- Spitting Blood
- Dirt
- Concrete Gold
- 14 Crowns For Me & Your Friends
- Heavy Pop
何だかよくわからない枠です。彼らは声がとにかく印象的だよね。何かを叫んでいるし、ウー・ライフというなんだかわからないバンド名で、アルバムジャケットも山だし、自分の中では彼らは雪男(ヤックのジャケットみたいな感じ)と位置づけました。なんかリーフを思い出す。未知数という若干の期待もこめてこの順位。
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9位 ザ・ヴァクシーンズ/ワット・ディジュー・エクスペクト・フロム・ザ・ヴァクシーンズ?
What Did You Expect from the Vaccines?
アーティスト:Vaccines
曲目リスト
- Wreckin’ Bar
- If You Wanna
- A Lack Of Understanding
- Blow It Up
- Westsuit
- Nørgaard
- Post Break-Up Sex
- Under Your Thumb
- All In White
- Wolf Pack
- Family Friend
勢いまかせのM1から8分の冗長な感じではあるもののラストにふさわく力強く壮大なM11まで聴いて35分ちょっと。これは素敵だ。いやアルバムの長さの話ではなく展開として。
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10位 スターファッカー/リピタリアンズ
実はアルバムの読み方に自信がないです。なのでいっそのことEMAの方を10位にしようかと思ったんですがEMAはEMAで表記が微妙なのでこちらが選ばれました。でもアーティスト名がすたーふぁっかーって。でもジャケットに騙されて買うといいと思いますよ。これは。ポップな感じで全然すたーふぁっかーって曲ではありません、キラーチューン満載でキラキラしていてポップです。パッション・ピットとか好きな人に。
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11位 ギャング・ギャング・ダンス/アイ・コンタクト
11位まで来てしまいました。本当は10位で終わる予定だったんですが、どうしてももう一枚このアルバムを紹介したかったので。ギャング・ギャング・ダンスのこのアルバム良いアルバムなんですよ。でも、一言だけ言わせてください。M1から11分はさすがにやりすぎ。でもいいアルバムです。
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10枚も紹介しきれないよって思いながら始めたんですが結果として11枚のアルバムをご紹介しました。そしてそれでも実はまだ足りないと思っていますが、例えば文中にちらっとでてきたEMAであるとか、その他にも数えると10-20枚くらい聴いているんですが、とりあえず本日はココまで。
自分にはきっと誇りがあると思っていました。なんの誇りだよ?と問われると大変返答がしにくいのですが、少なくとも世間様が夏フェスとかライヴにうつつを抜かそうとも、決して揺るがないロック自宅篭城派としての誇りがあるはずだと。どんなに夏フェスとやらがブームになろうとも自宅のみでロックを聴き続けられるタフに笑える男でいることが出来続けるはずだと。自分は脆弱な、惰弱なフェス大好き兄ちゃん達とは違い、CDの一枚一枚を愛し、日々そのアルバムのよさを追求する求道者ではなかったのかと。
ところがどうでしょう?
最近の自分といえば自分本来の領分とは相容れないはずの夏フェスの話題ばかりで、しかも検索エンジンからの流入の多くを夏フェス関連に頼るなど、もう、おまえは本当にそれでも自宅でひからびながら、乾きながら、サボテンのように腐っていく本物のロック自宅篭城派なのかと?
そんなことを考えながら毎日を過ごしています。どこで間違ってしまったのか?と。
うまく説明出来ませんが私たちの国ではロックは私のようなプロレタリアートのものではなく、私のような労働者階級のものではなく、私のようなびしょ濡れたサラリーマン(ノット・ビジネス・パーソン)のものではなく、私のようなファッキン・ロハスとアジテートする電子化された文明大好き人間のものではなく、エコでロハスで森ガールなパワーエリートのためのものです。(なぜ急にそんなことを持ち出してきたのかといえば私のブログに「フジロック 服装」で訪れる人たちのエリートっぷりといったら。人生ギリギリのところで生きている、明日をも知れぬ自分の生き方とのコントラストを感じざるえません。そんなことを考えるとHAHAHAHAHA、もっとタフに生きてやるんだぜ、と思えてきます。)
少しばかり、話をまとめましょう。60年代にブリティッシュ・イノベーションが起き、70年代にその音楽は深化し、80年代にMTV革命が起き、90年代にCDという新しいフォーマットの登場により音楽の利便性が増し、00年代はiTunesとYoutube(ようつべ)によりアルバムは意味を失いました。そんな変革の時代、00年代にUKから以前と変わらぬ価値を提供したアーティスト2組がフランツ・フェルディナンドとアークティック・モンキーズだと思っています。
アークティック・モンキーズはその赤裸々で勢いまかせな1st、そこからさらに勢いをつけた2nd、変化をつけた3rdに引き続きリリースされたのが今回の4thアルバム「サック・イット・アンド・シー」。正直なところ、どこか方向性を見失ってしまったアルバムに思えます。
そんなわけで今日の一枚はどこか、迷宮に迷い込んでしまった感のあるアークティック・モンキーズです。
初期のアークティック・モンキーズにたいして自分は、パブロックだね、と言った気がします。パブロックってなんだよ、そのざっくりとしたジャンル分けは?とか思われたかもしれません。でも、アークティック・モンキーズはもう一度いにしえのロックンロールを音楽的に再興させようとする求道者のように自分には思えました。いえ、そんな言い方をしたら彼らは単なる音楽オタクではありませんか。彼らは決して純粋な音楽オタクではないと思います。そういった彼らに賞賛の意味をこめて、「ああ、パブロックだね」と言ったんです。
オアシスのリアム・ギャラガーのヴォーカルは、パンクロックを通過したものにしか成し得ないヴォーカルと言われました。アークティック・モンキーズのアレックス・ターナーのそれはヒップホップ以降のそれだよね、と言われました。ここまでが3rdの話です。
4thアルバム「サック・イット・アンド・シー」の話をしましょう。3rdのハムバグでもはっきり兆候があったものの今回は特に歌ってます。前作より歌ってます。すごい勢いで歌ってます。歌うことに目覚めたのか?というほどに歌ってます。アイドルポップかというほどに歌ってます。
一言だけ言わせてください。夢見させるようなことを言ってくれ!ロックンロールの再興をしてくれよ。そして、ロックンロールを聴きながら楽しいお酒を飲ませてくれ。アークティック・モンキーズにはそれが期待できるバンドだと思っています。
ところがどうでしょう?
最近の自分といえば自分本来の領分とは相容れないはずの夏フェスの話題ばかりで、しかも検索エンジンからの流入の多くを夏フェス関連に頼るなど、もう、おまえは本当にそれでも自宅でひからびながら、乾きながら、サボテンのように腐っていく本物のロック自宅篭城派なのかと?
そんなことを考えながら毎日を過ごしています。どこで間違ってしまったのか?と。
うまく説明出来ませんが私たちの国ではロックは私のようなプロレタリアートのものではなく、私のような労働者階級のものではなく、私のようなびしょ濡れたサラリーマン(ノット・ビジネス・パーソン)のものではなく、私のようなファッキン・ロハスとアジテートする電子化された文明大好き人間のものではなく、エコでロハスで森ガールなパワーエリートのためのものです。(なぜ急にそんなことを持ち出してきたのかといえば私のブログに「フジロック 服装」で訪れる人たちのエリートっぷりといったら。人生ギリギリのところで生きている、明日をも知れぬ自分の生き方とのコントラストを感じざるえません。そんなことを考えるとHAHAHAHAHA、もっとタフに生きてやるんだぜ、と思えてきます。)
少しばかり、話をまとめましょう。60年代にブリティッシュ・イノベーションが起き、70年代にその音楽は深化し、80年代にMTV革命が起き、90年代にCDという新しいフォーマットの登場により音楽の利便性が増し、00年代はiTunesとYoutube(ようつべ)によりアルバムは意味を失いました。そんな変革の時代、00年代にUKから以前と変わらぬ価値を提供したアーティスト2組がフランツ・フェルディナンドとアークティック・モンキーズだと思っています。
アークティック・モンキーズはその赤裸々で勢いまかせな1st、そこからさらに勢いをつけた2nd、変化をつけた3rdに引き続きリリースされたのが今回の4thアルバム「サック・イット・アンド・シー」。正直なところ、どこか方向性を見失ってしまったアルバムに思えます。
そんなわけで今日の一枚はどこか、迷宮に迷い込んでしまった感のあるアークティック・モンキーズです。
Suck It & See
アーティスト:Arctic Monkeys
曲目リスト
- She's Thunderstorms
- Black Treacle
- Brick by Brick
- The Hellcat Spangled Shalalala
- Don't Sit Down `Cause I've Moved Your Chair
- Library Pictures
- All My Own Stunts
- Reckless Serenade
- Piledriver Waltz
- Love is a Laserquest
- Suck It and See
- That's Where You're Wrong
初期のアークティック・モンキーズにたいして自分は、パブロックだね、と言った気がします。パブロックってなんだよ、そのざっくりとしたジャンル分けは?とか思われたかもしれません。でも、アークティック・モンキーズはもう一度いにしえのロックンロールを音楽的に再興させようとする求道者のように自分には思えました。いえ、そんな言い方をしたら彼らは単なる音楽オタクではありませんか。彼らは決して純粋な音楽オタクではないと思います。そういった彼らに賞賛の意味をこめて、「ああ、パブロックだね」と言ったんです。
オアシスのリアム・ギャラガーのヴォーカルは、パンクロックを通過したものにしか成し得ないヴォーカルと言われました。アークティック・モンキーズのアレックス・ターナーのそれはヒップホップ以降のそれだよね、と言われました。ここまでが3rdの話です。
4thアルバム「サック・イット・アンド・シー」の話をしましょう。3rdのハムバグでもはっきり兆候があったものの今回は特に歌ってます。前作より歌ってます。すごい勢いで歌ってます。歌うことに目覚めたのか?というほどに歌ってます。アイドルポップかというほどに歌ってます。
一言だけ言わせてください。夢見させるようなことを言ってくれ!ロックンロールの再興をしてくれよ。そして、ロックンロールを聴きながら楽しいお酒を飲ませてくれ。アークティック・モンキーズにはそれが期待できるバンドだと思っています。
やあ、「このアルバムのジャケット良いんじゃないかな、いわゆる名ジャケットだ」と思うものを10枚選ぶよ。
そうだね。勘の良いあなたなら気がつくと思うんだけど、もう、いきなり穴埋めモードだよ。
でもちょっとだけ言い訳をさせてくれよ。世間様でこれは良いジャケットとか言われるものに実はピンとこなかったりする、「どうしてこれが選ばれていないんだ、おかしいじゃないか!」と、もだえていたからこそ、自分で選ぶことにしたんだよ。意義あり!って人は自分のサイトとかTwitterで「俺/私の選ぶ名ジャケット10枚とかやるといいと思うよ」
10枚選んだけど、特に順位とかはついていないんだ。
まずは名ジャケットと名高いプライマル・スクリームのこのアルバムから。
フレーミング・リップスの数あるアルバムの中でもこのジャケットが好き。
ヘリオスのこのアルバム。ジャケットも、もちろんだけど、アルバムもものすごく好き。
今年のフジロックにもヘッドライナーとして登場するコールドプレイ。このアルバムのジャケットがとめどなく好き。
表情のない顔ってすごくバランスを崩した気持ちになりやすい。でもなんだか見てしまう。そんなジャケット。
ブランキ・ジェット・シティで自分がもっとも聴いたアルバム。よく聴いたアルバムはどうしても名ジャケットと思いがちだよね。
なんかAmazonのジャケット写真がイマイチで自分の中では釈然としないんだけど、いいジャケットだと思うんだ。
相対性理論の中ではこのジャケットが一番好き。
スミス&スミス風ジャケットの中ではこれが自分の中では一番です。
最後はもちろんお約束です。エイフェックス・ツインのリチャード・D.ジェイムス・アルバム。
そうだね。勘の良いあなたなら気がつくと思うんだけど、もう、いきなり穴埋めモードだよ。
でもちょっとだけ言い訳をさせてくれよ。世間様でこれは良いジャケットとか言われるものに実はピンとこなかったりする、「どうしてこれが選ばれていないんだ、おかしいじゃないか!」と、もだえていたからこそ、自分で選ぶことにしたんだよ。意義あり!って人は自分のサイトとかTwitterで「俺/私の選ぶ名ジャケット10枚とかやるといいと思うよ」
10枚選んだけど、特に順位とかはついていないんだ。
まずは名ジャケットと名高いプライマル・スクリームのこのアルバムから。
スクリーマデリカ(20周年アニヴァーサリー・エディション)
アーティスト:プライマル・スクリーム
曲目リスト
DISC1
- ムーヴィン・オン・アップ
- スリップ・インサイド・ディス・ハウス
- ドント・ファイト・イット、フィール・イット
- ハイヤー・ザン・ザ・サン
- イナー・フライト
- カム・トゥゲザー
- ローデッド
- ダメージド
- アイム・カミン・ダウン
- ハイヤー・ザン・ザ・サン(ダブ・シンフォニー・イン・トゥー・パーツ)
- シャイン・ライク・スターズ
DISC2
- ムーヴィン・オン・アップ
- ストーン・マイ・ソウル
- キャリー・ミー・ホーム
- スクリーマデリカ
フレーミング・リップスの数あるアルバムの中でもこのジャケットが好き。
Yoshimi Battles the Pink Robots
アーティスト:Flaming Lips
曲目リスト
- Fight Test
- One More Robot/Sympathy 3000-21
- Yoshimi Battles the Pink Robots Pt.1
- Yoshimi Battles the Pink Robots Pt.2
- In The Morning of the Magicians=20
- Ego Tripping at the Gates of Hell
- Are You A Hypnotist??
- It's Summertime
- Do You Realize??
- All We Have Is Now
- Approaching Pavonis Mons By Balloon (Utopia Planitia)
ヘリオスのこのアルバム。ジャケットも、もちろんだけど、アルバムもものすごく好き。
Eingya
アーティスト:Helios
曲目リスト
- Bless This Morning Year
- Halving the Compass
- Dragonfly Across an Ancient Sky
- Vargtimme
- For Years and Years
- Coast Off
- Paper Tiger
- First Dream Called Ocean
- The Toy Garden
- Sons of Light and Darkness
- Emancipation
今年のフジロックにもヘッドライナーとして登場するコールドプレイ。このアルバムのジャケットがとめどなく好き。
Parachutes
アーティスト:Coldplay
曲目リスト
- Don't Panic
- Shiver
- Spies
- Sparks
- Yellow
- Trouble
- Parachutes
- High Speed
- We Never Change
- Everything's Not Lost
表情のない顔ってすごくバランスを崩した気持ちになりやすい。でもなんだか見てしまう。そんなジャケット。
In the Aeroplane Over the Sea
アーティスト:Neutral Milk Hotel
曲目リスト
- The King Of Carrot Flowers Part 1
- The King Of Carrot Flowers Part 2 & 3
- In The Aeroplane Over The Sea
- Two - Headed Boy
- The Fool
- Holland, 1945
- Communist Daughter
- Oh Comely
- Ghost
- Untitled
- Two - Headed Boy Part 2
ブランキ・ジェット・シティで自分がもっとも聴いたアルバム。よく聴いたアルバムはどうしても名ジャケットと思いがちだよね。
C.B.Jim
アーティスト:BLANKEY JET CITY
曲目リスト
- パンキー・バッド・ヒップ
- レッド・ラム(夢見るベル・ボーイ)
- D.I.J.のピストル
- 死神のサングラス
- 12月
- ロボット
- ライラック
- ヴァニラ
- 車泥棒
- アイス・キャンディ
- 3104丁目のダンス・ホールに足を向けろ
- 悪いひとたち
なんかAmazonのジャケット写真がイマイチで自分の中では釈然としないんだけど、いいジャケットだと思うんだ。
Waiting for Sirens' Call
アーティスト:New Order
曲目リスト
- Who's Joe?
- Hey Now What You Doing
- Waiting For The Sirens' Call
- Krafty
- I Told You So
- Morning Night And Day
- Dracula's Castle
- Jetstream
- Guilt Is A Useless Emotion
- Turn
- Working Overtime
相対性理論の中ではこのジャケットが一番好き。
スミス&スミス風ジャケットの中ではこれが自分の中では一番です。
Louder Than Bombs
アーティスト:Smiths
曲目リスト
- Is it really so strange
- Sheila take a bow
- Shoplifters of the world unite
- Sweet and tender hooligan
- Half a person
- London
- Panic
- Girl afraid
- Shakespeare's sister
- William it was really nothing
- You just haven't earned it yet baby
- Heaven knows I'm miserable now
- Ask
- Golden lights
- There is a light that never goes out
最後はもちろんお約束です。エイフェックス・ツインのリチャード・D.ジェイムス・アルバム。
リチャード・D.ジェイムス・アルバム
アーティスト:エイフェックス・ツイン
曲目リスト
- 4
- Comish Acid
- PEEK 824545201
- Fingerbib
- Carm Marth
- To Cure A Weakling Child
- Goongumpas
- Yellow Calx
- Girl / Boy Song
- Logan Rock Witch
- Milkman
- INKEY$
- Girl / Boy
- Beetles
- Girl / Boy
音楽の価格っていくらが適当だと思う?そんな難しい質問には答えられないや。でもダム・ダム・ガールズのEPがamazonで690円だったのは安いと思ったよ。There Is A Light That Never Goes Out.
 【2011.06.22 Wednesday】
音楽の価格というものが、価値というものがよくわからない。
いや別にそんな高尚な、哲学的な話題とかではなくて、単に、単純に輸入版とかは時折アルバムでも1000円を切る価格で買えたりするじゃないですか。最近で言えばFriendly FiresのPalaという美しいアートワークのアルバムが発売日の一ヶ月前くらいまで900円台でamazonで購入できたじゃないですか。この価格については最初は何かの冗談かと思ったわけですが、自分は発売日以降に他の人の感想を聞いて、どうやら外れではなさそうだと確認してから買ったので、その頃には価格がバビューンと適正っぽい価格となり、そんなお買い得感溢れるお値段では買っていないわけですが、とにかく探せばそんなお値段で買えるアルバムなんていっぱいあるんです。あるんですよ。
少し前になるんですが、そんな感じでぶらぶらと、amazonを見ていたんです。するとあるじゃないですか。ダム・ダム・ガールズのCDが。価格が690円!(当時)。コレは破格の安さじゃないですか。しかもジャケットのお姉さんがすごくいけてる気がするじゃないですか。まあ、1stアルバムのジャケットに比べるとソレですが、でもとにかく、As Soon As Possible(可及的速やかに)カートに叩き込むというものですよ。それが男の生き様ですよ。
ええ、ええ、4曲入りのEPだと気がついたのは、もちろん届いてからですよ。4曲入りで690円って普通じゃね?むしろこのダウンロードコンテンツ全盛の2011年においては割高じゃね?
違う、違う、そうじゃない。
ダム・ダム・ガールズでググると、1stアルバム発売当時の「USインディシーンの大本命」というおまえマジでそのキャッチコピー書いたのか?本気っすか?というような記事に出会ったりするわけですが、そんな記事に対して皮肉は言ってしまうものの1stは別にそこまで悪いアルバムでもないんですが、アルバムの正直な感想としては普通のローファイ・ガールズ・バンドでシーンをひっくり返したり、救ったりはしないと思うんだけど、そこんところ、どうなのよ?と考えてしまうんですよ。
そして、このEP「He Gets Me High」でも残念ながら、シーンをひっくり返すだけのパワーも、何かを変えてしまうだけの原動力も持ち合わせていないんです。でも、4曲目だけは必聴です。他は忘れてもらってかまわないんです。それくらいにこのEPの4曲目には価値があります。曲名は「There Is A Light That Never Goes Out.」そう、スミスカバーです。今まで聴いてきたスミスカバーの中では良い方じゃないかな。個人的にはオリジナルより好き、という意見も相当ですが、とにかく、この曲だけで自分はこのEPを買って良かったと感じました。
時折、昔の文章を読み返したりして、自分の稚拙さに、見識の無さに、視野の狭さに絶望したりするんですが、願わくば、ダム・ダム・ガールズの1stとこのEPが歴史的名盤であったとあとで修正した言葉を書ける日が来るとよいなと思っております。
いや別にそんな高尚な、哲学的な話題とかではなくて、単に、単純に輸入版とかは時折アルバムでも1000円を切る価格で買えたりするじゃないですか。最近で言えばFriendly FiresのPalaという美しいアートワークのアルバムが発売日の一ヶ月前くらいまで900円台でamazonで購入できたじゃないですか。この価格については最初は何かの冗談かと思ったわけですが、自分は発売日以降に他の人の感想を聞いて、どうやら外れではなさそうだと確認してから買ったので、その頃には価格がバビューンと適正っぽい価格となり、そんなお買い得感溢れるお値段では買っていないわけですが、とにかく探せばそんなお値段で買えるアルバムなんていっぱいあるんです。あるんですよ。
少し前になるんですが、そんな感じでぶらぶらと、amazonを見ていたんです。するとあるじゃないですか。ダム・ダム・ガールズのCDが。価格が690円!(当時)。コレは破格の安さじゃないですか。しかもジャケットのお姉さんがすごくいけてる気がするじゃないですか。まあ、1stアルバムのジャケットに比べるとソレですが、でもとにかく、As Soon As Possible(可及的速やかに)カートに叩き込むというものですよ。それが男の生き様ですよ。
ええ、ええ、4曲入りのEPだと気がついたのは、もちろん届いてからですよ。4曲入りで690円って普通じゃね?むしろこのダウンロードコンテンツ全盛の2011年においては割高じゃね?
違う、違う、そうじゃない。
ダム・ダム・ガールズでググると、1stアルバム発売当時の「USインディシーンの大本命」というおまえマジでそのキャッチコピー書いたのか?本気っすか?というような記事に出会ったりするわけですが、そんな記事に対して皮肉は言ってしまうものの1stは別にそこまで悪いアルバムでもないんですが、アルバムの正直な感想としては普通のローファイ・ガールズ・バンドでシーンをひっくり返したり、救ったりはしないと思うんだけど、そこんところ、どうなのよ?と考えてしまうんですよ。
そして、このEP「He Gets Me High」でも残念ながら、シーンをひっくり返すだけのパワーも、何かを変えてしまうだけの原動力も持ち合わせていないんです。でも、4曲目だけは必聴です。他は忘れてもらってかまわないんです。それくらいにこのEPの4曲目には価値があります。曲名は「There Is A Light That Never Goes Out.」そう、スミスカバーです。今まで聴いてきたスミスカバーの中では良い方じゃないかな。個人的にはオリジナルより好き、という意見も相当ですが、とにかく、この曲だけで自分はこのEPを買って良かったと感じました。
時折、昔の文章を読み返したりして、自分の稚拙さに、見識の無さに、視野の狭さに絶望したりするんですが、願わくば、ダム・ダム・ガールズの1stとこのEPが歴史的名盤であったとあとで修正した言葉を書ける日が来るとよいなと思っております。